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夢の中での貴方は、とても冷たかった
「どうして俺に付き纏うんだ」
「………どうして?」
「そうだ!なんでなんだ!」
好きだから。そう言いたかった。でも、口が動かない。もしかしたら、夢の中の貴方は好きじゃないのかもしれない。
意識が無いので、自分がなにを話すかもわからない。
「……なんとなく、」
「なんとなくって何だ!なんとなくって!」
むしろこっちが聞きたい
「ビバリさん、お話があります」
「気安く名前で呼ぶな!」
「…課長」
「…なんだ」
「もう、起こしてください。こんなビバリさん、ビバリさんじゃない。会いたい、会いたい、いつものビバリさんに」
目を覚ましたらビバリの部屋だった。ベッドの上。
ドアが開く。入って来たのはビバリ。
「そう、これ…」
「ん、どうしたルイ」
「なんでもないです、はやく…ヤりましょう…っ」
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夢の中って思い通りにいかないよね
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