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「・・・ひびきの・・いじわるっ・・・」
「・・・今更。」
密着する、
互いの身体から鼓動が伝い合う。
リズムが重なっている気がして、照れ臭いのが本音。
会長の速まる鼓動と、自分のが同じだけ速まっているのだということがおかしくて仕方がない。
・・・俺も同じだけ緊張してんのか。
ださ。
「・・・かいちょ、キスしたい。」
「っへ・・ッ」
・・・力不足のオー○リー春日みたいだからそれはやめて。
自分ばかりが掌で転がされていた会長が、
俺の意外な発言に思わず顔を上げた。
・・・ほんとは会長がねだってくるまで、
我慢してるつもりだったんだけど。
『忍耐力ねぇなー・・俺。』
「したくないなら、無理強いしないけど。」
「ぅえっ!?」
・・・。
雰囲気丸潰れになるから言わないけどさ、
もう少し可愛げのある驚き方出来ませんか。
気分萎えたらどーしてくれるよ。
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