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とまぁ、ズッコケ三人組に気を取られて会長をほったらかしていたのが気に入らなかったのか、
はたまた邪魔されたことに腹を立てたのか、
後ろから放たれる妙な負のオーラを感知。
反射的に振り向くと、会長が鬼の形相で睨みつけていた。
ので思わず地味にビクついた。
するとワザとなのか悪気は無いのかわからんが、ももしろが俺の腰に腕を回し脇からひょっこり顔を出す。
途端に会長がショックを受けたように硬直した。
そして言葉にならない怒りで震え始める。
が、ももしろはソレを全く気にしていない。
「ひびきクンほんとにひさしぶりぃっ!♪逢いたかった~逢いたかった~逢いたかった~イエスッ!♪きーみぃにぃ~っ!!♪」
勝手に秋葉某アイドルの曲を披露しつつ、俺にピッタリ密着したまま。
「モモね、最近ま○ゆが可愛くてたまらないんだぁ♪♪ひびきクンは?♪」
「・・・前○。」
「あ○ちゃんってゆってよぉ!」
「や、てかももしろ状況わかってんの?」
「え~っ、何がぁ??♪」
「・・・いや、うん。そっか。」
ワザとか。
―ブチッ!!!
あ。
会長がキレ・・・
「いぃつまで抱き合ってますのよ――――――っ!!!!!!!」
「って抱き合ってねぇだろ!どう見ても!!」
キレ方間違ってんじゃねぇよ!
俺被害者!アンチ共犯!!
「ンもぉ~そんな怒んなくても今ヒメにもギュッてしてあげるからぁ♪」
「別にモモにされたくて爆発したんじゃないわよ!!」
「え、じゃあ誰とベタベタ・イチャイチャしたいのぉ??♪」
「そんっ・・え!?」
・・・極端な質問の仕方だな。
そんなんで会長が素直に言うかよ。
まぁ、
それがももしろ的には狙いなんだろーけど。
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