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「"イビリ"なんて物騒な!ひびきクン欠乏症でヒンシだったヒメを焦らしてるのっ!!」
「なんで。」
「だぁって逢いたいのを我慢してたヒメの気が緩む今日この日に!ありったけ焦らして、焦らして焦らして焦らして・・・」
段々怪しい声色で俯きながら、言葉を溜めるももしろ。
「弱って困って焦ってプッツンしちゃうまで焦らすのを、モモは冬休み明けの楽しみに頑張ってきたんだよ♪♪」
「悪趣味な上に変態だな。焦らすだけかよ。」
「まぁモモの奴はそれくらい冬休みでストレス溜まったんだろ。色々神経使う立場なわけだし。」
「高遠先輩はこのチビ相手に優し過ぎ。会長モロにとばっちりじゃねーか。」
「飛鳥もあそこで強がらなければ最初から問題は無い。意地を張る余裕があるなら平気。」
「ほらぁ♪親友のみゅうチャンからお許しも出てる♪♪」
「俺(彼氏)はよ。」
「ひびきクンは黙っててくれればいーよぉ。モモのストレス発散の邪魔しなーいで♪」
・・・ストレス発散て言っちゃった。
思いの外ももしろから去年より悪質なドS心が垣間見えた。
Sって言うか、性悪加減?
俺とまたタイプの違うイジメっ子。
「アンタらの愛しのヒメギミサマに申し訳ねぇとか無いわけね。」
「ヒメを愛すればこそだよぉ!♪」
「説得力ねぇし。・・・碧衣朔真は邪魔するんじゃない?」
「さくまクンなんかミジンコだから気にしないよ。」
・・・あ、ミジンコが泣き震えてる。
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