01..受難の日々、幕開け再び。

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「"イビリ"なんて物騒な!ひびきクン欠乏症でヒンシだったヒメを焦らしてるのっ!!」 「なんで。」 「だぁって逢いたいのを我慢してたヒメの気が緩む今日この日に!ありったけ焦らして、焦らして焦らして焦らして・・・」 段々怪しい声色で俯きながら、言葉を溜めるももしろ。 「弱って困って焦ってプッツンしちゃうまで焦らすのを、モモは冬休み明けの楽しみに頑張ってきたんだよ♪♪」 「悪趣味な上に変態だな。焦らすだけかよ。」 「まぁモモの奴はそれくらい冬休みでストレス溜まったんだろ。色々神経使う立場なわけだし。」 「高遠先輩はこのチビ相手に優し過ぎ。会長モロにとばっちりじゃねーか。」 「飛鳥もあそこで強がらなければ最初から問題は無い。意地を張る余裕があるなら平気。」 「ほらぁ♪親友のみゅうチャンからお許しも出てる♪♪」 「俺(彼氏)はよ。」 「ひびきクンは黙っててくれればいーよぉ。モモのストレス発散の邪魔しなーいで♪」 ・・・ストレス発散て言っちゃった。 思いの外ももしろから去年より悪質なドS心が垣間見えた。 Sって言うか、性悪加減? 俺とまたタイプの違うイジメっ子。 「アンタらの愛しのヒメギミサマに申し訳ねぇとか無いわけね。」 「ヒメを愛すればこそだよぉ!♪」 「説得力ねぇし。・・・碧衣朔真は邪魔するんじゃない?」 「さくまクンなんかミジンコだから気にしないよ。」 ・・・あ、ミジンコが泣き震えてる。image=396855831.jpg
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