01..受難の日々、幕開け再び。

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・・・つまり、なんだ? 冬休み返上で財界・業界連中との付き合いもして、 息詰まった苛々やモヤモヤを吐き出すべく学校へ来て、 そのターゲットが会長(プラス俺)になったのか? 高遠美優はももしろと関わりが深いらしいからな、気遣っているんだろうよ。 何あったか知らねぇけど。 碧衣朔真は相変わらずウザイんだろうし。 ・・・結構度の越えた身勝手じゃね? 「会長だって忙しかったんだろ?流石の俺でも労ろうかなとか一瞬思ったけど。」 「一瞬も皆無も変わらん気がするぞ、芹沢。」 「モモはヒメの倍忙しかったもんっ!裏方仕事はキツイんだからぁ!」 「モモ!飛鳥だって日本を離れて不安定だった中頑張ってたじゃないか!!」 「だからさくまクンでしゃばんないでよぅ!」 「日本をって言うより、芹沢と離れたから不安定だったんだろ?」 「つまりぃ!まとめるとひびきクンが一番悪いから最終的にひびきクンを困らせたいっ!!」 「いや意味わかんねぇし。話違うし。つか俺冤罪だし。」 「秘書沢なんか極刑だ!!」 「先輩はとりあえず死んどいて。つーかももしろが・・」 「そんな粗雑に片付けて終わらせるんじゃない秘書沢ぁ!!」 「朔真、最近お前芹沢にかまってほしい病じゃないか?」 「えっ!?さくまクンきもーいっ!!」 「ちがっ!なんておぞましいことを言うんだい美優!?」 「いや、無意味にちょっかい出すから・・ツッコんでほしいんだろうなと。」 「碧衣先輩ドMですからね。マジ引く、ハゲろ。」 「だから秘書沢!粗雑に台詞吐くんじゃない!!」 「何、丁寧に罵ってほしいんすか?くたばれ木偶の坊視界に映んな息すんな。」 「違うわぁあっ!!!」 「にゃはは!「、」も無い!鮮やかぁ!」 「どうだ朔真?冬休み物足りなかった刺激を浴びられて幸せだろう?」 「美優!!まるで僕が変態みたいな言い方!!」 「「「変態じゃん。」」」 ・・・長々と台詞ばかりで申し訳無い。 ほら、久々だとマシンガントークの炸裂率が半端無いんだよ。 だから今後も頻繁に出てくる。 そしてどーでもいいけど碧衣朔真が部屋の隅っこで泣いてる。 ほんとどーでもいいからほっとくけど。 てなわけで急遽ももしろを筆頭に、 ここまで話進めといて"会長で遊ぼう"の巻き。 ・・・どうせ普通にイチャつけるなんて思ってなかったし。 もうどうにでもなれ。
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