01..受難の日々、幕開け再び。

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セク・・・? 「ちがっ!冤罪です!!違うんです秘書様ぁ!!」 キモ。 秘書に様を付ける意味。 しかしまぁ言い分は聞こう。 「俺が自分の教室へ戻るために階段をのぼろうとした時です!!ヒメギミが妙に慌てながら降りてきて!そしたら足を踏み外してヒメギミが落ちてきたものですから!とっさに受け止めようとしたら・・・その・・・手が、あの・・・」 なんだ、ただの人助けじゃん。 ・・・と、勘の悪い奴ならそこで片付けるだろう。 しかし冤罪を主張する男子生徒は、フェードアウトしつつ顔を赤らめて罰が悪そうに俯いてしまった。 そして会長は胸を隠しながら泣きじゃくる。 更に目撃者であろう周りの女子生徒は「セクハラだ」と怒りをぶちまけている。 ・・・・・・。 うん? つまり・・・ 「・・・会長、事故なんだろ?」 「でもしっかり胸を揉んだもの!!!」 「うわぁあっ!本当に申し訳ございませぇぇぇん!!でもワザとではないんですぅぅ!!!!」 「「「最低よ!!!」」」 ・・・俺はどーしたらいいんだこの状況。 「や、うん。まぁ・・お陰で会長怪我しなくて済んだんですから、そこまで責め立てなくても・・。」 「だからって胸を掴む!?しかも受け止めて床に倒れた後確かに指が動いたのよ!?」 「「「最低よ!!!」」」 「ちがっ!や、違うと言うより意識してなかったと言うか!!つい!?や、故意ではないんです秘書様!!!」 「嘘ですわ!!ふにゃって!!むにって!!揉んだもの!!!言い逃れしようだなんて腐ってますわ!!!」 「「「最低よ!!!」」」 「こればかりは本当に!わかってください秘書様ぁぁぁぁあ!!!!」 ・・・えぇと・・・ ぶっちゃけていい? くだらねー・・・。
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