中学時代

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小学校四年生の時、 私は和人と 他愛もない話をしながら いつものように 帰っていた。 するといきなり、 和人が私の手を握ってきた。 「な、なによ和人っ!」 「別にー?なんか繋ぎたくなった!」 「なによそれー…」 「いーじゃん別に。 減るもんじゃないんだから」 「それはそうだけどー…」 「え、なに?真央緊張してんの?」 そう言ってニヤついた顔で 私の顔を覗いてきた和人。 「ちっ!!違うわよっ!!」 「顔赤いから!! へー、緊張してんだ…」 「だ、だったらなによ…!」 「おっまえ可愛いなっ」 そう言って和人は 私に優しい笑顔を向けながら 私の頭を思い切り撫でた。 その時から、 私と和人の関係は ゛親友゛から ゛私の片想い゛ に変わってしまった。 .
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