中学時代

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そんな私の和人への想いを 知っているのはただ一人、 親友の山田 千春(ヤマダチハル)のみ。 「おはよー、千春」 「おはよ。今日も顔が ニヤついてるよー」 「ウソ、やめてよー!」 「本当ですー。はぁ、 そんな好きなら コクればいいのに」 「だからー、何回も 言ってるでしょ。 私は今のままで十分なの」 そう言うと千春は はいはい。と言って 1限目の準備を始めた。 …私だってこの気持ちを 和人に伝えたい。 だけど、もし振られて この関係が崩れたら 嫌なの。 崩れるくらいなら 私はこのままで十分。 このままでいいの。 .
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