優しい夢

11/16
前へ
/27ページ
次へ
そんな僕の様子に気付いた唯杜は、更に楽しげに笑う。 双子だからこそ伝わってしまう気持ちが、 真妃銘に知られるよりも恥ずかしい気がする。 「陽杜先輩…?」 『な、何?』 彼女に赤い顔を見られたくなくて。 咄嗟に視線を逸した。 「大丈夫だよ、真妃銘。 陽杜は照れてるだけだから」 『そ、それは!』 「本当に?」 期待するような上目遣いをされてしまったら、否定なんで出来ない。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加