優しい夢

14/16
前へ
/27ページ
次へ
『唯杜は……幸せなの?』 「僕の幸せは、大好きな二人が幸せでいてくれることだよ」 儚げに唯杜が微笑む。 その笑顔は、 僕らに‘さよなら’を告げているみたいだ。 『唯杜!!』 その笑顔を見たら、どうしようもなく切なくなって、 僕は叫んでいた。 「唯杜、君……」 真妃銘は僕の胸に縋るようにして泣いている。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加