序章:プロローグ

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『遥か昔、人はその扉を開きました。一つは妖精と呼ぶ、種族が住む魔法の世界。もう一つは人間が住む知恵の世界。 交わる事のない二つの世界がその扉【精霊の門(ゲイト)】によって融合したのです。 私達は物質的な法則から外れた霊による存在であり、古からこの世界で存在して来ました。ずっとずっと昔からです。 私達の様な存在は精霊と呼ばれており、様々な考えや価値観をそれぞれの精霊が持っています。普通なら姿は見せません。しかし私は貴方達によく姿を現したので、知っている方も居るでしょう。 私は昔〈人と妖精を見守る〉という考え方に決めたからです。つまりあなた方の味方と言ったところです。 そして今、私はあなた方に姿を表しています、それはこの世界の調和が乱れる予兆を感じたからです。つまり良くない事が起ころうとしているのです。 それを…‥私は食い止めるために、あなた方にお願いしに来たのです、伝えに来たのです』
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