日常は夢のように……

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いつまでも引きずらせてはいけない。 自分の未練は彼女の未練であるのかもしれない。 自分が消えることで彼女の未練も消えるかもしれない。 「ありがとう……、そして……ごめんね」 彼女の声を聞きながら、僕はゆっくりと目を閉じた。 これでこの世界から消えた。 また二人が生まれ変わり、出会えたなら、この気持ちを伝えたい。 君が好きだと……。
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