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目が覚めてはこの場所に来て、彼女を探す。
気がついた時には既に電車がきている。
何度もこの光景を繰り返して、何度も名前を叫ぶが止まってはくれない。
「ユイ!!」
反対側に行くにも、時間が足りない。
階段を降りたときには電車が発車してしまう。
線路を超えて行こうにも、引かれては元も子もない。
いっそのこと電車を止めてやろうとも思えるが、そんな金はない。
いつもより早く気がつこうとするが、なぜかできない。
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