記憶

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「ふぁぁあぁ」 ベットの上で大きなあくびをしているこの男、名前は尾見ナツタ(おみなつた)まぁ一般的にいう高校2年生だ。 いつものように朝起きたナツタは学校の制服に着替えリビングで朝の食事をとっていた。 「お母さん、またタマゴ焼き黄身が半熟じゃない~」 ナツタは黄身がカチカチになっているタマゴ焼きをつつきながら母親に文句を言う。 「うるさいなぁ、朝は忙しいからそんなのにこだわってられないの」 母親は洗濯物を乾しながら答えた。 ナツタはいつものように醤油をかけてパクパク朝の食事を食べはじめた。テレビでは朝の占いが始まっていた。 「今日はなにかとんでもないことが起きるかも、今日は家でゆっくりするのが1番」 テレビの占いはよく当たる俺は家に居ようかと思ったがあの母親がそんなことは許してはくれない。
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