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「え~と、ナツタが電車にひかれたあと、ナツタはなにかに触らなかった?」
「えっと確か銀白色のボールに…なんで知ってんの?」
「私もそうだから。私は植物だったけど。」
「君も…てか名前はなんて言うの?あれ?なんで俺の名前も知ってんの?」
ナツタはまた動揺しはじめた。
「えっまだ私のこと思いだせないの?」
女の子は少し怒り気味に聞きかえした。
「えっ初対面じゃないの?」
スパーン
女の子の細い腕からは考えつかないような威力ビンタがナツタの顔を直撃した。
「痛た!なにすんだつぐみ!」
「ほら思いだせたじゃない」
つぐみと呼ばれた女の子は得意気だ。
「…巻野つぐみ?」(まきのつぐみ)
「そぅあなたのクラスも前は40人居たんだよ、私が居なくなった一人だよ、でもナツタも別の次元にとばされて、またこの世界に戻ってきたんだから二人で自分達の次元を元に戻しましょ♪」
「ごめんつぐみ、名前しか思いだせない…どうゆうことかちゃんと説明してくれないか?」
スパーン
また凄い音がした。
「どう?思いだした」
「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい、ビンタはもぅやめて」
ナツタは泣きそうだ。
「しょうがない思い出せないようだから説明してあげよう…」
つぐみはヤレヤレと言った感じである。
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