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彼は、隙をみては📩をくれた。
私からは📩を送ることが出来ない為、彼からの📩を待つしかなかった。
時が経つにつれ…
彼からの📩が少なくなる。
たまに来る📩に彼は、弱音を吐くようになっていた。
今まで彼が弱音を吐く事など無かった為、余程 体調が悪いのだろうと気が気でなかった。
それでも私は慰める事はせずに、あえて叱咤激励の📩を送り続けていた。
病気に負けて欲しくなかった。
彼が、居なくなってしまうなどと考えたくなかったから…
それ程、彼の存在が私の中で大きなものになっていた。
私が送る叱咤激励の📩に彼は必ず『頑張る。病気になんか負けないから』と返事を寄越した。
そして私はと言えば…
『私を独り置いて行ったら許さないからね』と返事を返していた。
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