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彼からの📩は、日に日に少なくなっていった。
嫌でも病状が悪化している事が伝わってくる。
珍しく夜中に彼からの📩が届いた。
私は、その📩を読みながら止めどなく涙が溢れた。
画面には……
『もう疲れた。頑張れない。ごめんな』と書かれていた。
きっと、最後の気力を振り絞って📩を打ったのだろう。
私は、今まで彼に無理をさせていたのかも知れないと思った。
止まる事のない涙を拭うこともせずに、私は📩を打ち始める。
『辛かったね。ごめんね。も~頑張らなくていいよ』
それが彼と私の最後の📩になった……
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