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月日が経つにつれ、私は『彼に逢ってみたい』と思うようになった。
彼にその事を伝えると、いい返事が貰えなかった。
彼に言わせると…
『逢ってしまうとお前を自分の物にしたくなってしまうから』
そぅ……
私には、家庭がある。
フリーの彼とは、立場が違う。
私には、返す言葉がなかった。
家庭を壊すことが出来ない私は、逢いたい気持ちを押さえるしかなかった。
お互いに辛かったが、それでも普段の何気ない会話の中でお互いの気持ちを確認する事が唯一の喜びだった。
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