棗の心と蜜柑の笑顔

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初等部B組。 なぁ、あの転入生棗さんのアリス無にしたそうだぞ。 えっ…嘘?? スミレ:「バカね、そんな訳ないでしょ、ただの噂よ、うわさ」 そうかな?? そんな話をしていると、扉が開いた。 鳴海:「さぁさぁ皆、席について授業始めるよ」 蛍:「先生、蜜柑がまだ帰って来ないんですけど…」 鳴海:「蜜柑ちゃんなら大丈夫、棗君と一緒だから」 流架:「棗??」 蛍:……これは何かあるわね。 そんな疑問が浮かんだ時、また扉が開き、蜜柑と棗が入ってきた。 蛍:「蜜柑……」 流架:「棗……」 2人は席を立つと、蛍は蜜柑の元に、流架は棗の元に駆け寄った。 棗:「大丈夫だ、流架」 蜜柑:「蛍……」 蛍:「蜜柑、あんたその色々付けてるの何??」 蜜柑:「エヘヘ、可愛いやろー、先生に貰って棗に付けて貰ったんや」 蛍:……この子鈍いわね 一方の棗は、蜜柑の姿をじっと見つめていた。
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