授業と脱走と

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「今日、学園関係者が外部から来るらしいね」 超聴覚の男の子が、口を開いた。 蛍:「そう、それは使えるわね」 スミレ:「でも何時ごろなのか分からないと無理があるわよ」 男の子:「今から5分後みたいです」 5分……。 蛍:「迷っている暇はないわ、行くわよ」 流架、スミレも後に続く。 委員長:「僕らは3人が抜けたことを気付かれないようにしないと」 キャー レオよ…… 早く写真撮らなきゃ。 一部の人にしか届いていない情報のはずが、既に外門付近には沢山の人が集まっていた。 蛍:「あの車……もうすぐ学園から出ていくわね」 蛍は、赤い車に目をつけた。
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