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鳴海:「蜜柑ちゃん」
呆然としていた蜜柑に鳴海先生が声をかけた。
蜜柑:「あっ、鳴海先生、ええとこに来た、あんなぁ、こんなのが棗の身体から出てきて」
鳴海:「それは棗くんのアリスストーン。蜜柑ちゃん??もう二度とそのアリスを使っちゃいけない、何より君のために」
蜜柑:「えっ??何」
鳴海:「君のアリスは無効化と盗みのアリスだよ」
蜜柑:「盗みのアリス…」
どうやら、無効化より盗みのアリスに関心を持った蜜柑。
そんな蜜柑に鳴海はさっき渡された制御ピアス、その他を全て蜜柑に渡した。
蜜柑:「これは……??」
鳴海:「それはそこにいる棗くんに聞いてごらん??彼なら知っているはずだから、それじゃあ蜜柑ちゃん、後でね」
そう言い残して鳴海先生は元来た道を歩いて行った。
二人きりになった棗と蜜柑。
先に口を開いたのは棗だった。
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