無自覚って罪だよね

入学初日は疲労困憊

クラス分けが貼られているところに行けば、まだ結構人がいた

よかった
まだ大丈夫みたいだ

『…にしてもクラスが見えない…』

俺は、自分で言うのもなんだが人より小さい
なにがって？
…身長だよ。身長

だから余計にクラスが見えないのだ

『…んー!!』

……背伸びをしてみたがダメだった

これじゃあ教室に中々行けないよ
どうしよう

？「…なにしてんの？」

『え!?』

びっくりした

諦めずに背伸びをしてどうにか見ようとしてたところにいきなり声がかけられた
振り向いて見ると俺より背の高い好青年がいた

？「…あ、もしかしてクラス分けのが見えないの？」

なんでわかったんだろ

…一生懸命背伸びしてたらそりゃわかるか

『うん』

コクンと頷き好青年くん(名前知らない)を見上げた

？「…///…じゃ、じゃあおいで」

なんでか知らないが好青年くんは軽く赤くなりながら(見上げた時に上目遣いになってて可愛かったby好青年)俺の手を引いてクラス分けが見やすいところまで連れて行ってくれた