~健斗目線~

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・・・―― 「はい、カツジ。ミイから預かった。招待状。おれ宛てのは勝手にもらったよ」 「ああ、どうもです」 「良かったな、姉ちゃん、字、上手くて」 おれが途中で投げ出した書道教室。ミイは高校でるまで通ってた。 「そうっすね。ラッキー。予算、あんまりないんで」 「正直、式、挙げるとは思わなかった」 「まあささやかですけど。赤ちゃん、安定期に入ったし。ドレス、着せてあげたいんで」 「へえ」 優しいじゃん。 ・
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