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エルフB「も、申し訳ありません!」
俺を縛ったエルフの大人はライルさんに謝りながら慌てて俺の縄を解く。
ライル「謝るのは俺ではなくて恩人の彼ではないのか?」
ライルさんはまだ凄い恐い顔でそう言う。
エルフB「ほ、本当に申し訳ありません。」
俺を縛ったエルフの大人は青い顔して必至に謝って来た。
薫「き、気にしないでください。俺だって同じことをしますし。」
余りの必至さに思わず引く俺。
ライル「ほら、彼の方がよっぽど大人じゃないのか?」
いえ違います。俺が大人じみた性格は家の馬鹿兄貴のせいです。あの兄貴は俺より子供でしたから。
俺がそうぼんやり考えているとアイリがこっちにやって来た。
アイリ「よかったね、お兄ちゃんっ♪」
薫「ありがとう、アイリちゃん。」
そう言ってアイリの頭を撫でてあげる。
うん、良い子だ。
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