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ライル「今日はもう遅いから此方に泊まっていきなさい。」
カイルたちと話している俺にライルさんがそう言ってきた。
確かに日が暮れたとはいえ全速力で走れば帰れるので
薫「いえ、そんなに離れてないので帰ります。」
しかし、
ライル「もう日が暮れたから魔物防止の為に門を閉めてしまってな。簡単に開ける訳にはいかないんだよ。」
と、申し訳無い顔で言ってきた。
薫「ではお言葉に甘えさせていただきます。」
俺はそう言って頭を下げた。
カイル「じゃぁ、家に泊まってよ!お兄ちゃん!」
カイルは顔を輝かせて言ったが、
ライル「カイルの家じゃ泊まれないだろうから俺の家に泊まっていけ。」
ライルさんは苦笑しながらそう話す。
カイル母「ならご飯だけは家で食べてくださいな。」
カイルの母親がニコニコしながら話しかけてきた。
カイル&アイリ「さんせーーい!!」
カイルとアイリが笑いながら手を上げた。
薫「いいんですか?」
そう尋ねる俺にカイルの母親は、
カイル母「恩人ですから遠慮しないでください。」
と笑ってくれた。
薫「ではお願いします。」
頭を下げる俺に
カイル&アイリ「やったーーー!」
と、すごく喜んだ。
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