8人が本棚に入れています
本棚に追加
「強情だな。腕でもへし折ろうかな?」
「……うるさい」
「やれやれ。……遠撃武装術式『銃』」
拓未がそう呟いた瞬間、左手に一丁の銃が握られていた。
「今回はやらせてくれるよな」
「はぁ。…………分かった」
冥は渋々と言うように葬剣を消す。
「流石、冥だな。物分かりがいい」
「…………」
諦めたように冥は拓未に付いてくる。
「可愛い犬が尻尾を振って付いて来てるみたいだな」
「……いつでも噛み付いてやる」
最初のコメントを投稿しよう!