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「それに、側に居るだけで十分だし。」
彩月はにっこり笑い楓さんの手伝いをする。
「はいはい、ご馳走様。」
ふふっ。と笑い楓さんは床を拭く。
「それより、龍の奴はもう一回私をスカウトするんだって。私に、私なんかに気を遣って。」
彩月も床を拭きながら伏し目がちに話す。
「それは、嫌ですか?」
楓さんが恐る恐る問いかける。
「嫌じゃないと言えば嘘になるかな?私には私の、次の子には次のメリット、デメリットはありますし、あいつはそんなので贔屓はしないと信じてる。」
にっこり笑い自信満々に相手に答える彩月。
そんな話をしていると全てのスタジオの掃除が完了する。
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