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今日は大晦日だ。
約束の時間までは、柊ーshuーのレッスンに付き合う。
『どうだい?調子は?』
僕が問いかけると、少々興奮気味に柊ーshuーが
「はい、絶好調です!大分自信も付いてきましたし。」
この分なら大丈夫かも知れないな。
そう思わずにはいられないくらいに、絶好調なのだ。
『さあ、今日はこれで終わりだよ。』
「ありがとうございました!帰って年越しの準備します!!では、今年もお世話になりました。良いお年を!!」
柊ーshuーは頭を深々と下げてレッスン室から出ていった。
そんな柊ーshuーを見送りオフィスに戻ると応接用ソファーに候補生達が座り談笑していた。
『ん?何を話してるんだい?』
「あ、おはようございます、龍さんは年越しって何か思い出あります?」
彪乃が挨拶と共に質問してくるので、暫く考えていると……。
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