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取り残された僕とダイナ。
沈黙だけが続く。ダイナは
僕を責めることも何か言う
こともなかった。それが逆
に僕は痛かった。責められ
たならどれだけ救われただ
ろうか。
「ハクト」
沈黙は破られた。咎めか、
それとも救いか…
「ハクト、お客様だ」
沈黙は破られた。許しでも
救いでもない言葉で。
「お客様、?誰も来ていな
いじゃないか」
「来た、では間違いだよ。
落ちて来た。いや、迷い込
んで来たが正しいね」
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