第三話

10/17
前へ
/40ページ
次へ
   どきりとした。心臓が跳ね  上がる。心拍数は早くなる  。  自分の役目、役割、使命、  また心臓が跳ね上がる。忘  れてはいない。アリスを導  かなくてはならない。追い  かけられなければ物語は始  まらない。でも此処に居た  いー…  「ハクト、君がいかないな  ら俺がいく」  そう言ってダイナは、チェ  シャ猫は家を出た。僕はま  だ自分の感情に蹴りをつけ  れないまま立ち尽くすこと  しか出来なかった。  
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加