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アリス…という少女は僕の
前にティーカップに淹れた
ミルクを差し出した。雨に
濡れていたから寒いと感じ
る身体にはピッタリだった
。少女はミルクを飲む僕の
頭を撫でる。此処では僕は
ただのウサギに過ぎない。
立っているけれど、このア
リスは可笑しいと不思議に
思わないのだろうか。
早く、早く不思議の国へ戻
らなければ。そう思い身体
を動かしたがと何処からく
るのか分からない激痛に僕
は倒れた。
「ウサギさんっ!」
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