第一話

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   「怪我してるんだから、安  静にしていなきゃ」  「僕、はっ、」  はっとした時にはもう遅か  った。声に出してしまった  言葉はもう戻らない。安静  どころじゃなく追い出され  てしまう。  「ウサギさんっ!貴方喋れ  るのねっ!」  「は、?」  あ、れ?何を言っているん  だいこの少女は。嬉しそう  にしているもんだから間抜  けな声が出てしまった。  「ダイナも喋れるのかしら  っ」  「ウサギさん、貴方のお名  前は?」  
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