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「怪我してるんだから、安
静にしていなきゃ」
「僕、はっ、」
はっとした時にはもう遅か
った。声に出してしまった
言葉はもう戻らない。安静
どころじゃなく追い出され
てしまう。
「ウサギさんっ!貴方喋れ
るのねっ!」
「は、?」
あ、れ?何を言っているん
だいこの少女は。嬉しそう
にしているもんだから間抜
けな声が出てしまった。
「ダイナも喋れるのかしら
っ」
「ウサギさん、貴方のお名
前は?」
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