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その大剣を軽々と振り回しながらレイフォンは鬼気せまる冷たき笑みを浮かべた。
《「さあ、更なる力と技を見せてくれたまえ、紅いADのパイロット!!」》
漆黒のADスフィナスの猛攻は続く。
(くっ……! 豪快な攻めにしか見えないのに切り返しが早過ぎる……。くっ! 全然、反撃する隙がない!!? )
漆黒のADとの闘いの中、今まで感じた事のない不安と圧力が唯無の心に悲鳴を上げさせる。
その状況はまるで一筋の光すら入り込まない闇深き底での絶望の嘆き――。
そんな無力感が唯無の心を徐々に凍りつかせていくのであった--。
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