始まり

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「なあなあ、何着よっか!」 『なんでもいんじゃね』 「なんだよ…、なら着替えてくるわ」 純輝はそういえば立ち上がり自分の部屋に戻っていった。 今更だが、俺たちは一人部屋だ。 俺は鞄を開けて先ほど勉強したプリントを眺める。 白樹が丁寧に分かりやすいように説明を書いてくれている。 それを眺めていたら何故か苛立ってきた。 …何がしたいんだよ、白樹は……。 突き放すのかよ、呼び込むのかよ… 『…あー!苛々する!』 俺はプリントをぐしゃぐしゃにしごみ箱へと投げ捨てた。 頭の中がパンクしそうだ…。 俺はベッドに倒れ込んだ。 瞼が重く感じる。俺はいつの間にか眠っていた。 .
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