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「なるほどね~。雅も大変だな」
熊ちゃんはそういいながら寮内の地図を出した。
俺が暮らしている寮棟はB。
そして偶然にも白樹が暮らしている寮棟もB。
「此処の廊下真っすぐ行けば階段があるだろ?その階段あがって、手っ取り早く行きたいなら、2階からエレベーターに乗って4階に行って、そこの405号室だ」
やっぱり職員は4階なのか。
学校がある時は4階に行く階段はいつも封鎖されている。
そして寮生活している先生は極僅か。
白樹の場合家がかなり遠いらしい。だから寮生活みたいだ。
『…つーか、エレベーターなんてあったんだ。』
「ま、お前は一階の奥だからな。階段しか近くにねーし。でもエレベーターは生徒厳禁だぞ」
『えー、何で!』
生徒厳禁なのに寮に作んなよ!
絶対に乗ったことある生徒もいるはずだ!
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