始まり

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―― コンコン 『先生ー。雅です』 俺は少し声を抑えながら白樹を呼んだ。 すると白樹は直ぐにドアを開けてくれた。 「出来たのか」 『出来ましたよー』 俺は白樹にプリントとノートを渡した。 すると白樹は俺に向かって優しく微笑んでくれた。 その表情に何故かドキッとくる。 「…よくやったな。入れ、茶でもいれてやる」 『…あ、ああ…』 俺は白樹の部屋に入った。 白樹の部屋に入るのは初めてだ。 白樹の部屋はシックな感じでシンプル。 白樹らしい部屋だった。 「適当に座っててくれ」 『…うん』 俺はそう言われソファーに座った。 白樹はキッチンで何かしている。 .
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