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白樹が出ていってから少し経って俺はベットから出て机の所に行った。もう治ったのかというぐらいフラフラもしないし頭も痛くはない。
しかし折角白樹が持ってきてくれたんだ全部食ってやらねーとな。
ふと白樹の顔を思い出す。それだけで何故か胸が高鳴った。そして思わずニヤけてしまう。
な、なななななななんなんだ!
自分の感情にテンパってしまう俺。
俺は慌ただしくお粥がのってある机から離れた。そして離れたところでお粥を見つめる。
なんなんだ…この感情…
お粥を見たら白樹を思い出しちまう。
……って、乙女心か恋心か俺は!
恋……――
『俺は白樹に恋してんのか…?』
自分でもよく分からない。
しかし白樹を思い出すだけで胸が高鳴り出す。
俺はそーっとお粥に近づいた。
そしてスプーンを持ち口にお粥を含む。
別に白樹が作ったわけでもないのに白樹に感謝を伝えたくなる。
今はお粥を食べよう。
そしてこの感情を純輝に聞いてみよ
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