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「ならもう大丈夫なのか?」
『だから大丈夫だって。風邪って言われたけど全然怠くないし』
「一瞬だったんだな。凄いなお前の風邪」
純輝は俺のベットに寝転がり寛いでいた。
コイツ、授業は大丈夫なのか?と逆に心配になる。
純輝はゴロゴロと悠長に寛いでいた。
『…お前、授業は?』
やはり気になったから聞いてしまった。
すると驚く言葉が返ってきた。
「白樹先生がお前の様子見てこいって。授業のことはこっちでどうにかするからってさ」
『………え』
「何か珍しいよな、お前を心配するなんてよー。いっつもお前に関する事には完全に無視してたのに…」
-……ドクンッ
白樹への感情が溢れ出す。
『…なぁ、純輝。白樹にドキドキするってこれ、恋なのか』
俺は真面目な顔で純輝に聞いた。
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