乙女心

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あの野郎ー!!!!!!! 後でしばき倒してやる!! こんな状況でどうやって白樹と接すればいいんだっ。 白樹だって純輝の行動に首傾げてるしさ! 『……はぁ』 俺は浅くため息をつくしかなかった。 すると白樹は俺の方に近づき掌で額を押さえてきた。 -- パシンッ 『…っ、わ、悪ィ…』 「…………」 突然の白樹の行動に思わず手を払いのけてしまった。 白樹は少し目を見開いて見つめてくる。俺は謝る事しかできない。 気付いてしまったこの気持ち。 曖昧な態度で白樹と過ごせる事ができるか分からない。 「……ゆっくり寝とけ。バカは風邪引かないみたいだからな」 白樹は俺に目も合わせずに言い、何食わぬ顔で部屋から出ていった。 .
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