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俺は4階まで階段で上がり白樹の部屋、405室の前に立った。
ノックするのに物凄く勇気がいる。
そして奮闘すること5分…--。
「君、何してるの?」
『………っ』
いきなり声を掛けられた。
俺はビクッとしながら振り返る。
『…赤星、先生…』
「やぁ。確か、嵐くん…だったかな」
後ろに立っていたのは赤星先生だった。
赤星先生は保健の先生で、赤星先生もこの寮で暮らしている。
『…す、すみません』
「何で謝るんだい?」
『…いや、その……』
赤星先生は俺が尊敬する先生だ。
近くの女子校や共学の高校に名が知られている先生。
それは先生がめちゃくちゃカッコイイからだ。
白樹もカッコイイが赤星先生は優しいし面倒身がいい。
まぁ、白樹も優しい時もあるし、面倒身もいいけど……
って、何でさっきから白樹をフォローしてんだ俺は!
これが好きって事なのか?
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