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「白樹先生に用事なのかな?」
『あ、はい。』
赤星先生はドアに書いてある番号を確認しながら言う。
「白樹先生、いなかった?さっき戻ってきたけど…」
『いえ!まだノックもしてません』
「ふーん。白樹先生から呼び出しくらっちゃった?」
『あ……まぁ、そうです…』
ただ酷い事したから謝りにきたなんていえねぇー…
それに赤星先生と話すのもいいけど白樹に早めに謝りたい。
「大変だね、学生さんは」
『俺が怠けてるからいけないんですけどね』
俺は苦笑いをした。
すると赤星先生は俺の頭に手をのせて撫でてきた。
その行為にドキッとしてしまった俺。
「僕で良ければいつでも勉強教えるよ。あ、分かる範囲でね」
と言いながら頭を撫で続ける。
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