僕の日常

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何かを犠牲にしなければ、何かを得ることが出来ない。 これが僕の持論。 だから、僕はオタクであることを隠している。 なにかマイナス要因を作って爆弾を抱えるより、そういったのを排除した方が良いと思っているからだ。 オタクであることを明かしていじめられるよりも、明かさずに無機質な日常を送りたいと思っているからだ。 勿論、学校にもオタク、隠れオタクがいるはずだが、それを見つけ出せないでいる。 似た者同士は匂いで分かるとかいうけど、僕には全然分からない。 何か一つ特殊な能力が貰えるなら、間違いなく“気の合いそうな人を探知できる能力”と答えるだろう。 ……いや“明るくなれる能力”か。 いやいや、“女の子にモテる能力”かな。 とまぁ、一つには絞れないということになってしまった。
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