SF小説

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ああ、次は実技だ。若干の憂鬱な気分を引きずり席を立ったところで

「なあ？お前実技ってBだっけ？Cだっけ？」

右隣に居た友人が尋ねてくる。

「ああ、僕はCだよ。特殊の方。」

「特Cかぁ。特Cって基本的にどんなことするんだ？やっぱり何か特殊な事するのか？俺らより薬物投与が多いとか。」

「いや、特に。自己の能力の発展だから基本的にやってることはほとんど他と同じだと思うよ。体術とかはあんまりしないけどさ。」

「そうか、それなら分ける必要が無い気もするな。」

「きっと他に知られない方が良いこともあるんでしょ？特にCクラスはさ。敵を欺くにはなんとやらって。」
分けずにやった方が個々の能力が把握でき、連携がとりやすくなる気がするが………。

そんなことを喋りながら実技の教室へ向かう僕たち。