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アイツに何度掛けてみてもすぐに<留守番サービスセンター>に繋がるし、何度メールを送っても返事は来ない。
諦めて何度帰ろうかと思ったか。
だが、帰ろうと思うともう少し待てばくるかもしれない。
息を切らしながら優しい笑顔を向けてくれるかも知れない。
そう期待する自分がいる
バカだなと思いながら俺は鳴らない携帯をポケットから取り出し連絡が来てないことを確認して
少し裏切られたような冷たい気持ちをため息と一緒に出す。
受信ボックスの5時間前に来たメールを開く。
────────────12/25 PM17:00
from ハルヒ
件名 古泉君から
本文 20時に街で一番大きい木の下にいてください。
────────────
どうしてハルヒからこの伝言を…?
そう疑問に思ったがとにかくアイツが来なきゃ意味がない。
そういや…アイツとこうして会うのは久しぶりかもしんねぇな…
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