日常

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  いつもとかわらぬ足取りで校門をくぐると、今はもう葉桜になってしまった桜並木が正面玄関まで続いていた。                 「ん…。」               小さく伸びをしてまわりを見渡しているが、朝早くの登校もあって生徒の数は疎ら。           タッタッタッ       俺はこの時間が一番すきだ…。           ダッダッダッダッ           うん。           ダダダダダダダダッ         すきだよ。
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