光の先へ

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     「白い兎……ですって!?  来たもなにも!!」    さっき迄とは打って変わり、帽子屋の表情が険しくなる。心なしか震えている様にも見えた。    「……どうかしたのか?」  「どうもこうも御座いません!! 白兎の奴めは私にこんな物を投げ付けたんです!!」    何処から取り出したのか、帽子屋の手には見覚えのある瓶が……    
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