落ちる

5/6
前へ
/26ページ
次へ
     「お?」    見馴れたラベルの瓶詰が視界に飛び込んで来た。    「良いもんあるじゃねーの!!」    手に取って蓋を開ける。    「……空かよ」    喜んだだけに、落胆も大きい。マーマレードの香りだけが漂ってくる。    棚に戻す気にもならず、そのまま放り捨てた。    
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加