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「ようこそダンディーなおじ様?
不思議の国へ」
光の先へ転げ出てみれば、派手な帽子の優男が立っていた。
つーか……おじ様??
「??
どうかなさいましたか?
地面に這いつくばっていないで、お立ちになったら如何です?」
温厚そうな表情とは裏腹に、敵意すら感じる。
「生死の心配した直後にこれかよ」
好奇心に負けた己が恨めしい。ともあれ、砂と埃に塗れた衣服と、自身を軽く払い、立ち上がる。
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