。゚。*日常*。゚。

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ロ「姫様にお会いできるなんて、光栄です。」 ヒ「そんな…//」 なんだか照れくさくて ギルドにぴったりくっついた。 ギ「フフッ…姫様は恥ずかしがり屋なのです。」 ロ「可愛らしいですね。そうだ、せっかくですから姫様に見ていただきたい物があるんです。」 ヒ「私にですか…??」 ロ「はい、今お持ちします。」 そう言ってローザは 店の奥へと入って行った。 しばらくすると 小さな箱を持ったローザが出てきた。 ロ「お待たせしました、これです。」 箱を開けるとパカッと可愛らしい音がした。 ヒ「うわぁ…すごく綺麗!!」 ギ「これは見事ですね。」 箱の中には 店の物とは比べ物には ならないほどの 美しい薄ピンクの石がはめ込まれた 指輪があった。 その石は大きな花の形をしており 一枚一枚の小さな花びらが重なって出来ていた。 光が当たると眩しいぐらいに それは光った。 ロ「綺麗でしょう??これは珍しい石で作られているため、一点物なんですよ。」 ヒ「素敵ね…!!」 ロ「ちなみにお値段は…」 ローザはそっと 姫とギルドに耳打ちをした。 ヒ「……!!」 ギ「ほぅ…」 衝撃的な値段に 姫はめまいに襲われた。 信じられない… 一生かけても届かない代物だわ… ギ「姫様…大丈夫ですか??」 めまいで倒れそうな体を つかさずギルドが支えてくれた。
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