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「兄貴!!」
「ああん?
テメェ死にてぇのか?」
「えっ!?」
三者三様に驚く女の子とオッサン二人
そして、冷や汗をかく俺と通行人達
「だぁ~っ!!
うっさい、このド腐れ共が!!
女の子泣かしといて何も無いほど、世の中腐っちゃいねぇんだよっ!!」
一世一代の啖呵を切り、殴りかかる俺
数分後
ボロカスにされている俺が居た
「ああん?
さっさと詫びいれろや!!
そうすりゃ、金払えば許してやんよ」
パンチパーマでゴツい金色のネックレスをしたオッサンが、睨みを利かせて俺を威嚇してくる
通行人達は同情と憐れみの視線を投げつけてくる
(まあ、こうなるよな…)
後ろから両腕を拘束されている状態で、俺は大きく息を吸い込み・・・
「どぅあれか~っ!!
警察呼んでくれ~っ!!」
力の限り他力本願した
「「「はっ!?」」」
オッサン3人の声が綺麗にハモった
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